埼玉新聞社 高校受験ナビ

【新中学1年生応援特集】学びの中心は「授業」

毎日机に向かう習慣が未来を開く

 新中学1年生の皆さんは、新しい制服に身を包み、期待に胸を膨らませていることでしょう。
 その一方で、環境の変化に少しばかり不安を感じているかもしれません。
 特に入学直後の数週間は、体力的にも精神的にも想像以上に疲れるものです。まずはこの新しい生活のリズムに慣れることを優先してください。ご家族の皆様も、お子様の体調や表情を気にかけ、温かく見守り、応援してあげていただければと思います。
 今回は、中学校生活をスタートさせる皆さんに、学習面を中心としたアドバイスをお届けします。

 

勉強を一番頑張る場所は学校
 まずお伝えしたいのは、「勉強を一番頑張るべき場所は学校である」ということです。塾に通う人もいるかもしれませんが、中学生にとって最も多くの時間を過ごし、学びの核となるのは学校の授業です。
 平日は毎日5〜6時間の授業があります。この膨大な時間を「ただ座っているだけ」にするか、「主体的に吸収する時間」にするかで、3年後の姿は大きく変わります。
 ある教育専門家は、「高校入試に必要な力の中には、学校の授業でしか身に付けられないものがある」と指摘しています。級友と意見を交わし、実験や観察を行い、多角的に物事を考えるプロセスは、一人での学習では得がたい経験です。
 埼玉県公立高校入試の出題は、全て中学校の教科書に基づいています。つまり、日々の授業を大切にすることが、そのまま最短ルートの受験対策になるのです。

 

「毎日机に向かう」習慣を今すぐ作る
 中学生活において、成績を左右するのは「頭の良さ」以上に「習慣の力」です。部活動が始まると帰宅時間は遅くなり、疲れて勉強を後回しにしがちです。だからこそ、早い段階で「毎日決まった時間に机に向かう習慣」を確立させることが極めて重要です。
 最初は「15分だけ」でも構いません。教科書を開く、漢字を一つ書く、それだけで十分です。大事なのは「やる気があるからやる」のではなく、「時間になったから座る」というルーティンにすることです。
 この学習習慣こそが、定期テスト前や3年生になった時の爆発力を支える土台となります。保護者の皆様も、「勉強しなさい」と促すよりは、「まずは10分座ってみようか」と、習慣化のサポートを優先してあげてください。

 

少しずつ予習・復習を取り入れる
 授業をより深く理解するために、家庭学習では予習と復習をセットで考えましょう。

 【予習】次の時間の教科書をざっと眺めるだけで構いません。「明日はこんなことをやるんだな」という見通しを持つだけで、授業中の集中力が変わります。
 【復習】その日のノートを5分読み返してください。人間の脳は忘れるようにできていますが、その日のうちに刺激を与えることで、記憶の定着率は格段に上がります。

 ただし、最初から完璧を目指す必要はありません。特に1学期の間は、学校生活に慣れることが最優先です。適度な休息も立派な学習計画の一部と考え、心身の健康を保つことを忘れないでください。

 

学校選びの早期化
 近年、学校選びの動きが早まっています。浦和、浦和第一女子、大宮といった人気校をはじめ、多くの高校が中学1、2年生向けのイベントを早い時期から開催しています。1年生のうちから文化祭に足を運んだり、気になる学校のWebサイトを覗いてみたりして、「行ってみたい」と思える学校を少しずつ探してみましょう。

 

=2026年4月発行 埼玉新聞「新中学1年生応援」特集号=

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP