
駅利用者に啓発品を配り痴漢犯罪防止を呼びかける高校生ら(左)=16日午後、JR大宮駅
新学期に合わせて増加する痴漢犯罪の防止と鉄道利用者の安全を確保するため、県警鉄道警察隊などは16日、JR大宮駅構内で啓発活動を行った。25日までの「秋の痴漢犯罪防止キャンペーン」に併せて実施。啓発品を配布するなどして駅利用者に痴漢撲滅を呼びかけた。
キャンペーンには同隊員や県鉄道痴漢犯罪防止連絡協議会、痴漢撲滅PR大使の浦和学院高校の生徒ら約150人が参加。県警音楽隊によるコンサートも行われ、足を止めた駅利用者らにチラシやうちわ、ポケットティッシュなどの啓発品を手渡した。
同隊によると昨年、県内の鉄道施設に寄せられた痴漢の被害相談件数は458件。被害者の多くは中高生で、特に通勤通学の時間帯での被害相談が多く寄せられている。新学期が始まる9月は増加傾向にあるため特に注意が必要だという。
同隊は昨年4月、痴漢撃退ウェブアプリの運用を開始。アプリは被害に遭っている時や被害を目撃した時に画面表示や音声で周りに助けを求めることができる。また、被害に遭った場合や目撃した際は鉄道痴漢被害相談ホットライン(☎048・641・0599)への相談を呼びかけている。
同隊の西川英俊隊長は「痴漢は卑劣な行為で断じて許されるものではない。鉄道警察隊では痴漢撲滅に向け、警戒と取り締まりの強化をしている。痴漢防止アプリもぜひ活用してほしい」と話した。
=埼玉新聞2026年9月20日付け14面掲載=
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