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県内高校入学10年ぶり増加

 県教育局は18日、2022年4月に県内の国公私立高校に入学した生徒の状況調査の速報を発表した。全日制と定時制の入学者総数は前年度比1132人増の5万5331人で、10年ぶりに増加。公立への入学者が最も多く、全日制、定時制入学者全体に占める割合は64・4%だった。
 調査対象は国立1校、公立144校、私立58校。全日制の入学者は同1155人増の5万4250人だった。うち公立は同596人増の3万5643人、私立は同533人増の1万8444人、国立は同6人増の163人。定時制は同23人減の1081人で、2・0%だった。
 全日制と定時制の公立高校入学者のうち、県内中学校の卒業者が占める割合は90・3%(前年度比0・2ポイント減)、私立高校入学者は5・4%(同0・1ポイント増)だった。
 通信制の入学者は前年度より265人増の1135人。
 教育局教育政策課は「通信制や私立高校への入学者が増加する傾向が全国的に続いている」と説明した。入学者総数は一時的に増加したが、近年は少子化の影響で減少を続けており、23年の入学者は減少に転じる見通し。

 

=埼玉新聞2022年8月19日付け1面掲載=

 

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「令和4年4月高等学校入学状況調査(速報)」について

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