【自転車】
男子チームスプリント 大宮科技5位入賞
女子3000㍍個人追い抜き 阿部(栄北)3位
(第1日、30日・日本トーターブッキースタジアム岸和田)
自転車競技は男子チームスプリント決勝で大宮科技(笠井、結城、石井)が1分18秒445で5位に入賞した。女子の3000㍍個人追い抜きで阿部陽海(栄北)が4分1秒535で3位に入った。
力の差を痛感も新たな歴史刻む
男子チームスプリント決勝で大宮科技が1分18秒445で5位に入賞した。3走の石井は「仲間を信じてやってきた。5位入賞でうれしいけど、もう少し上に行きたかった」と達成感半分、悔しさ半分の心境を口にした。
バランスの良さが特長のチームは普段通りの実力を発揮するも、目の前で高校新をマークする他校との力の差を痛感した。岡村監督は「(大宮工と浦和工が統合した)新校で初のインターハイ。結果を残せて良かった」と新たな歴史を刻んだ。
風向きなど分析 先行で逃げ切る
女子3000㍍個人追い抜きで阿部陽海が4分1秒535で3位に入った。斎藤監督が「練習から自分で考えてきた。分析できるところが強さ」と相手の傾向に加え、風向きなどを細かく分析し、レースに生かした。
「やれることは全部やった。自己ベストが出て納得」とレースはスタートから主導権を握り、先行して逃げ切った。
「最後は気合」と笑みをこぼすが、1日のケイリン決勝に気持ちを切り替えた。さらに高い表彰台に立つべく、ペダルをこぐ。
女子ケイリン 阿部(栄北)が初制覇
(第3日、1日・大阪府日本トーターブッキースタジアム岸和田)
男女計9種目の決勝などを行い、女子ケイリン決勝で阿部陽海(栄北)が12秒987で初優勝を飾った。
臨機応変 仕掛けに順応

女子ケイリンで初優勝した栄北の阿部陽海(中央)(提供)
女子ケイリンで栄北の阿部が初優勝を飾った。得意の先行逃げ切りを封じられても、臨機応変な立ち回りで逆転勝ち。「思っていたより手前で他の選手に仕掛けられたが、順応して勝てた」と振り返った。
ペースメーカーが抜けた後にトップを狙ったが、他の選手がかぶさって外側に抜けられない。最後尾で付いていくしかない苦しいレース。それでも虎視眈々(たんたん)と抜け出せるタイミングを計っていた。
なかなか訪れないチャンスにもじれずに外側に陣取って我慢し、残り100㍍付近で勝負どころと判断して仕掛けた。「無我夢中」でペダルをこぎ、目の前の相手を抜き去った。
得意な形ではなくても勝てたレースは、「いい経験になった」。全国の大舞台で手にした勝利と経験を自信に変え、さらなる成長の糧とする。
【重量挙げ】
女子53㌔級 上地(埼玉栄)が頂点
(第1日、31日・滋賀県安曇川高体育館)
男子6階級、女子3階級の決勝までを行い、女子53㌔級の上地未来(埼玉栄)がスナッチ74㌔、ジャーク93㌔のトータル167㌔で優勝した。
女子学校対抗 埼玉栄制す
(最終日、3日・滋賀県安曇川高体育館)
女子学校対抗で埼玉栄が18年ぶり5度目の優勝を飾った。埼玉栄は53㌔級の上地未来がトータル1位(スナッチ1位、ジャーク2位)、58㌔級の安井優がトータル2位(スナッチ2位、ジャーク2位)など計41得点だった。
「自分を信じ」集中力発揮

重量挙げの女子学校対抗で優勝した埼玉栄の選手たち(提供)
女子の学校対抗で埼玉栄が18年ぶり5度目の頂点に立った。総力を結集して得た戴冠に安井主将は「今まで一生懸命練習してきた仲間たちと勝つことができてうれしい」と喜んだ。
第1日の53㌔級で選抜女王の上地がトータル167㌔で優勝して勢いをつけた。春に全国を制して以降は重圧を感じることもあったが、「自分がやってきたことを信じて試合に挑んできた」。要所で持ち前の集中力を発揮し、スナッチ74㌔で1位、ジャークでは自己ベストを1㌔更新する93㌔で2位を獲得した。
第2日の58㌔級はトータルで安井が2位、田口が4位で得点を積み上げた。第3日は63㌔級の吉田がトータル7位で惜しくも得点には貢献できなかったが、チームの一員として奮闘した。
階級ごとにスナッチ、ジャーク、トータルそれぞれ1位から6位までの順位に応じて得点が得られる学校対抗は総力戦。一人一人がそれぞれの目標に向かって取り組んだ結果だ。福田監督は「常に全力で、選手が頑張ってくれた」と大舞台でも普段通りの力を発揮した選手たちをたたえた。
=埼玉新聞2026年8月1日付け7面、2日付け8面、5日付け6面掲載=
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