中盤粘り強さ欠き苦戦
2015年の7位以来となる1桁順位を狙った埼玉は総合27位。序盤こそ食らい付いたものの、粘り強さを欠いた。照沼監督(春日部女高)は「区間変更したのが悪い方向になった。ふがいない結果になってしまった」と振り返った。
レース4日前に、アンカーの9区で出場予定だった座間(しまむら)が体調不良により欠場。4区以降のオーダーを変更せざるを得なくなった。社会人、大学生が多数を占める4区に21年の全国高校駅伝を経験した田中(埼玉栄高)を配置し、当初4区予定の山賀をアンカーに回した。
レースは、1区幸田が24位でたすきをつなげると、2区小暮と3区福山で3人ずつ抜いて流れを呼び込んだ。ただ、ここからが苦しい展開に。4区田中が区間32位。5区仲西、6区後藤、7区成瀬(いずれも昌平高)で盛り返すことができず、8区笹井は区間37位、9区山賀は区間43位と苦しい走りとなった。
ただ、エントリーした9人全員が学生ランナーと、今後の埼玉を背負っていく選手だけに照沼監督は「若いチームで失敗を恐れずにやってくれた。ここでの失敗を生かしてもらいたい」とエールを送った。京都での悔しさを忘れず、来年こそは入賞を手にしてもらいたい。
=埼玉新聞2023年1月16日付け11面掲載=
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