埼玉新聞社 高校受験ナビ

金融教室セミナー実施―星野高校

 埼玉りそな銀行の金融教育セミナーが4日、川越市石原町の星野高校で行われ、2年の生徒29人が金融や資産運用への知識を深めた。

チョコレートや菓子の値段など、身近な例を挙げて行われた埼玉りそな銀行の金融教室セミナー=4日午後、川越市石原町の星野高校

 

 「NEWSと私と資産運用~風が吹けば桶(おけ)屋が儲(もう)かる?」と題して行われた教室は、りそなアセットマネジメント未来資産形成ラボの南川久所長が講師役を務めた。
 南川氏は日頃接するニュースや出来事が、世の中や経済の動きに大きく影響を与えていることを紹介。ロシアのウクライナ侵攻が物品の供給不足、原材料高騰につながり、身近なチョコレートやスナック菓子などの食品や、エネルギーの価格に影響を及ぼしていることを説明した。続いて現在は物価が上昇するインフレ傾向にあることから、こうした状況では「物の値上げに耐えられるようにお金を準備する必要がある」と指摘した。
 その後、投資や投機などの資産運用とそのリスクについて言及。「資産運用はギャンブルとは違う。私たちの長い人生を歩むお金のこと、長い目線でしっかり考えよう」と呼びかけた。また、金融トラブルに巻き込まれないため、資産運用の基礎をよく学び、自分自身で見極める力を身に付けることが大切と強調した。
 授業を受けた同高理数選抜コース2年の田宮聡さん(16)は「政治経済の基礎は学んでおり、今回は分散投資といった概念や利益を生む半面、リスクがあることがよく分かった」と感想を話した。同2年の立花優芽さん(17)は「投資は難しいイメージがあったが、身近な例を挙げた経済の動きや資産運用がよく分かり、興味を持った」と述べた。

 

=埼玉新聞2022年10月5日付け7面掲載=

 

サイト内の

星野高校の基本情報は→こちら

 

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP