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関東高校県予選 ラグビー 昌平2年連続栄冠

熊谷工に36-3
(最終日、8日・熊谷ラグビー場)

 決勝と3位決定戦が行われ、昌平が決勝で熊谷工を36―3で下し、2年連続3度目の栄冠に輝いた。
 昌平は前半7分、CTB平岡が左中間へ先制トライ。同14、28分にはFB井崎のトライで突き放した。熊谷工は前半19分にCTB須藤がPGを決めて反撃したものの、最後までトライを奪えなかった。
 3位決定戦は川越東が21―10で深谷に競り勝った。上位4校が関東高校大会(6月3~5日・山梨)に出場する。

 フィジカルで圧倒した昌平が、計6トライを奪って熊谷工に快勝した。
 前半7分に左22㍍ラインのスクラムから展開してCTB平岡のトライで先制。同14、28分はFB井崎のトライで追加点。攻撃の手を緩めず、後半も3トライで寄せ付けなかった。熊谷工は、前半19分にPGを決めたが、守る時間が長く敵陣でボールを保持することができなかった。

 

堅守継承 存分に発揮

熊谷工―昌平 前半14分、昌平のFB井崎(中央)が倒れ込みながらトライを決める

 これまでとは一味違った栄冠の輝きだ。昌平が2連覇するとともに、新監督になってから初めてのタイトルを獲得した。昨年まで御代田監督の下でコーチを務め、今年から指揮を執る後藤監督は「まだまだ、監督らしくなり切れていない。選手たちに優勝させてもらった」と緊張した面持ちで語った。
 花園に3度出場経験があるチームを引き継いだ新指揮官には、心得ていることがある。「昌平の原点であるディフェンスを継承していきたい」。引き継いだ堅守を決勝で発揮した。
 序盤から相手のボール保持者に2、3人でしぶとくタックルを仕掛けた。主将のプロップ橋口は「前で仕留めていこう」と終始敵陣で攻撃の芽を摘んだ。次第に攻撃のリズムが生まれ、「外で(トライを)取るには、縦の突破力がないといけない」(後藤監督)。推進力と展開力を駆使して計6トライを奪った。
 だが、選手に満足の様子はない。CTB浜田は「ディフェンスの部分でまだ詰め切れていない」と反省した。新生・昌平はこれからさらなる進化を遂げるべく、求めるものは必然と高くなる。

 

立ち遅れ負傷に泣く

前半27分、熊谷工のCTB須藤(中央)がタックルを受けるながらも突破を図る

 昨年準優勝の熊谷工は2回戦から3試合連続の不戦勝で勝ち上がったことが立ち上がりの出来に影を落とした。橋本監督は「久しぶりでスピード感が心配だった。目が慣れるまでに立ち遅れ、けがにつながった」と主力の負傷を悔やんだ。
 ブレークダウン周りで慌ただしさが目立ち、前半5分にSO佐藤翔、同8分に主将の篠崎が戦線を離脱。バックスリーダーのCTB江田は「自分たちのプレースタイルも分からないまま決勝に来てしまった」と、敗戦の悔しさをにじませた。
 チームづくりの中でこだわってきたディフェンス面では「しつこく最後までやってくれた。これがなくなったら熊谷工ではなくなる、というところが見えてよかった」と指揮官。伝統の粘りが芽生え始めていることを歓迎した。

 

「献身さがない」課題の修正図る
3位の川越東

 新人大会王者の川越東は、3トライ3ゴールで3位決定戦を制した。モールなどFWの強さが光ったものの、望月監督は「プレーに献身さがなかった」と納得がいかない様子。試合序盤から反則が多く、試合巧者ぶりに欠けた。主将のFB土居は「まずは規律を正さないといけない。高いレベルの試合で経験を積みたい」と関東大会で修正を図る。

 

=埼玉新聞2022年5月10日付け6面掲載=

 

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