個人戦男子 内藤さん(浦和)
個人戦女子 佐藤さん(塙保己一学園)V
第50回全国高校囲碁選手権埼玉県大会の団体戦が13日に大宮高で、個人戦が14日に浦和高で行われた。男子団体戦は大宮(渡辺彩登さん、坂本吉輝さん、田中秀麿さん)が43年ぶり2度目の優勝を遂げ、全国大会への出場権を得た。男子個人戦では内藤陸斗さん(浦和2年)が2年連続優勝を決め、準優勝の横山蒼大さん(春日部3年)、3位の渡辺彩登さん(大宮3年)とともに、8月3日から3日間、東京の日本棋院で行われる全国大会に出場する。女子個人戦は今春の全国高校選抜大会準優勝の佐藤美空さん(塙保己一学園3年)が連覇を遂げた。一昨年の優勝者で、今年準優勝の田口心温さん(栄東3年)とともに全国大会に臨む。

高校囲碁選手権県大会団体戦で優勝した大宮の(左から)田中さん、渡辺さん、坂本さん=13日午後、大宮高
男子団体戦には3校が参加した。総当たりリーグ戦で先に2勝した大宮が優勝を決めた。昨年全国準優勝の春日部(横山蒼大主将)は大宮に1―2で惜敗した。女子の出場校はなかった。
男子個人戦の参加者は5人。いずれも元日本棋院の院生で、全国大会での実績も豊富な実力者ぞろい。2回戦で昨夏の全国高校総合文化祭大会個人戦優勝の内藤さんと昨年春夏の全国大会を制覇し、総文祭の団体戦でも埼玉に優勝をもたらした渡辺さんが対戦し、大激戦を内藤さんが制した。内藤さんは続く3回戦で、昨夏の全国総合文化祭大会団体戦優勝の立役者の一人・岩崎晴都さん(塙保己一学園3年)を破り、この時点で代表を決めた。最終4回戦で横山さんが内藤さんを破り、渡辺さんが橋本航太さん(春日部2年)を破って3人が3勝1敗で並んだ。スイス方式の得点により、まず内藤さんの優勝が決まった。2位と3位は同得点となり、9路盤で対戦して決着をつけた。
個人戦の全国大会出場枠は男女とも通常は2枠だが、今年は、昨年の全国大会で渡辺さんが優勝したことにより埼玉に増枠があった。昨年、数々の全国優勝を重ねた埼玉勢の全国大会での活躍が今年も大いに期待される。
男子個人戦の代表を決めた3人に全国大会に向けての抱負を聞いた。
「負けて涙をのみ、どんなにつらくても生きていくしかないと思った日を忘れずに、自分の責務を全うしたい」(内藤さん)
「2大会連続ベスト16止まりなので、(ベスト8が戦う)2日目に残りたい」(横山さん)
「団体戦と両方の出場なので体力が切れないように集中して取り組みたい」(渡辺さん)
個人戦と並行して中学・高校段級位認定大会も行われ、五段から18級までの33人が参加した。棋力別に2組に分かれ、ハンデ戦で4局打って成績優秀者を決めた。
各部門の入賞は次の通り。(敬称略)
【団体戦男子】①大宮②春日部③浦和
【個人戦男子】①内藤②横山③渡辺
【同女子】①佐藤②田口③金由奈(星野1年)
【認定大会】A①丸岡勇水(川越東2年)②北崎友彬(春日部2年)③小嶋颯人(星野2年)B①田島慶弥(星野中2)②上原由(同)③斎藤和也(塙保己一学園3年)

高校囲碁選手権県大会男子個人戦で代表を決めた(左から)横山さん、内藤さん、渡辺さん=14日午後、浦和高
高校囲碁選手権県大会女子個人戦で代表を決めた佐藤さん(左)と田口さん=14日午後、浦和高
=埼玉新聞2026年6月16日付け14面掲載=
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