埼玉新聞社 高校受験ナビ

卒業生が海外生活を外国語で紹介ー越谷南高校

 海外生活の魅力や実体験について外国語を使い紹介する講演会が県立越谷南高校(福島聡校長)で開かれた。同校は毎年、外務省や国際協力機構(JICA)職員、国際ボランティア関係者など、さまざまな分野で活躍する人を招いている。今年は、旅行や仕事で35カ国以上を訪問したという卒業生の青野奏子さん(41)が講演。外国語科の1~3年生約120人が耳を傾けた。

 

青野さんの講演に耳を傾ける外国語科の生徒たち=県立越谷南高校

 

 青野さんは、地元中学校在校中にホームステイを経験。同校外国語科在校時は、英米両国に留学し、上智大学比較文化学部に進学した。卒業後は、ハンガリーの日本大使館で勤務。ロンドン大学で開発学修士号を取得し、サウジアラビアで日本大使館の専門調査員として働いた。現在は夫と子ども2人と共にオーストリアに住み、技能訓練研究所入試広報担当として在任。日本語をはじめ、英語、ドイツ語を話すトリリンガルだ。
 青野さんは、短期帰国に合わせて来校。異国人ばかりの職場で、楽しくコミュニケーションを取っていると話した。10カ国15人の職場の同僚が母国語で「こんにちは、元気ですか」と話す動画を投影。生徒たちは、これまで聞いたことのない言葉に驚いていた。
 オーストリアでは、銀行の営業時間が変わったり、予約しても担当者不在でなかなか口座が開けなかったといい、「『あー、そういうもんか』と思わなければならない」と語った。青野さんはまた、経営学者のレオン・C・メギンソンの「生きられるものは、強いもの、頭のいいものでもなく変化できるもの」の言葉を紹介。「どうせできないと諦めず、居場所を変えて柔軟に考えて。そしていろいろな所へ行ってきて。皆さんなら楽しめます」と締めくくった。
 参加した生徒は「変わることができる者が生き残るという言葉もすごく印象に残り、とても有意義でさらに海外に興味が湧いた」「質問する勇気が持てるように、失敗を恐れないでたくさんのことにチャレンジしていきたい」などと話した。

 

=埼玉新聞2026年8月13日付け4面掲載=

 

サイト内の越谷南高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2026~

「文武両道」を目標に学校行事と部活動が盛んに行われている。新学習指導要領に基づく新たな学びを開始し、全校生徒がタブレット端末を駆使しながら、主体的な学習に取り組んでいる。また、学校設定教科「PISAタイム」により、PISA型読解力を育成している。外国語科の特性も生かし、複数のALTと4つの第二外国語を履修するなど国際理解の教育活動も充実している。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP