【第1日、13日】
女子200㍍個人メドレー 高山(武南)に栄冠
(滋賀県インフロニア草津アクアティクスセンター)
男女計8種目の決勝などを行い、4種目で県勢が入賞した。女子200㍍個人メドレーでは高山紫妃(武南)が2分13秒35で2年ぶりの優勝。同400㍍自由形では菅七海(武南)が4分18秒45で、同400㍍フリーリレーでは春日部共栄が3分49秒67でそれぞれ4位に入った。
男子は400㍍自由形で加藤有偉(埼玉栄)が3分58秒01で4位に、岡田康汰(埼玉栄)が3分58秒62で6位にそれぞれ入賞した。
終始リード 安定の泳ぎ

女子200㍍個人メドレー決勝 2分13秒35で優勝した武南の高山紫妃がバタフライで主導権を握る=滋賀県インフロニア草津アクアティクスセンター
女子200㍍個人メドレーは武南の高山が2分13秒35で2年ぶりに頂点に立った。「優勝できて良かった。安心した」とレース前の気が張った表情から一転、少し頬を緩ませた。
バラフライと背泳ぎで攻め、平泳ぎで粘り、クロールで逃げ切る。得意の展開通りにレースを進めた。終始リードを保ち、安定した泳ぎで決勝を制すと、「あまり緊張せず、何も気にすることはなかった。さすがに負けられなかった」と一昨年に同種目で優勝した元王者として誇りを示した。
栄冠をつかんだが、タイムは納得がいくものではなかった。大会直前の合宿で「毎日頑張れていなかった」と心が揺らいだことがタイムに直結したと反省する。「気持ちが上下しやすい。最後まで諦めずに泳ぎ切ることが課題」と自身の弱点を自覚し、今後は精神面の改善を一番に考えている。
16日には2連覇が懸かる400㍍個人メドレーを控える。「できれば大会新を出したい」。苦しさを乗り越えた高山が2冠目を見据えた。
「離されずに」後半押し上げ
女子400自 菅(武南)4位
女子400㍍自由形は武南の菅が4分18秒45で4位に入った。「最初の200㍍を引き離されなければいける」。得意の後半300㍍付近から順位を押し上げたが、最後の50㍍で競り負け、力の差を感じた。
表彰台には届かなかったが、まだ夏は終わらない。14日からは得意の800㍍が始まる。「800こそは優勝を目指す」と、気持ちを切り替えた。
追い上げられ表彰台を逃す
女子400フリーR 春日部共栄4位
女子400㍍フリーリレーは春日部共栄がチームベストの3分49秒67をマークして4位。序盤は先頭でレースを展開したが、終盤に追い上げられ、最後に力尽きた。惜しくも表彰台を逃したが、4人が全力を出し切った。
第1泳者で2年生エースの保村は「昨年も今年もメダルが取れなかった。来年こそはメダルを取りたい」と雪辱に燃えた。
【第2日、14日】
女子200㍍自由形 油井(埼玉栄)が2連覇
(滋賀県インフロニア草津アクアティクスセンター)
男女計8種目の決勝などを行い、女子200㍍自由形の油井美波(埼玉栄)が2分1秒44で頂点に立ち、2連覇を達成した。同100㍍背泳ぎの田島ありす(春日部共栄)は1分2秒79で3位に入った。
男子の200㍍自由形は唐鎌壱成(武南)が1分51秒55で2位。同100㍍背泳ぎは染井颯太(武南)が55秒90で2位となった。
【第3日、15日】
女子800㍍自由形 菅(武南) 女子200㍍背泳ぎ 田島(春日部共栄)V
(滋賀県インフロニア草津アクアティクスセンター)
男女計10種目の決勝などを行い、女子800㍍自由形の菅七海(武南)が8分44秒80で頂点に立った。同200㍍背泳ぎは田島ありす(春日部共栄)が2分13秒57で優勝した。
【最終日、16日】
女子400㍍個人メドレー 高山(武南)2連覇 同100㍍自由形 油井(埼玉栄)2位
(滋賀県インフロニア草津アクアティクスセンター)
男女計6種目の決勝などを行い、女子400㍍個人メドレーで高山紫妃(武南)が4分40秒91で大会2連覇を飾った。13日の200㍍個人メドレーと合わせて2冠を達成した。岸上遥香(春日部共栄)は4分47秒11で4位に入った。
同100㍍自由形では油井美波(埼玉栄)56秒29で2位、保村咲那(春日部共栄)は56秒57で4位だった。同400㍍メドレーリレーでは春日部共栄(田島、橋本、溝下、保村)が4分11秒43で4位となった。
「2冠」重圧に屈せず

女子400㍍個人メドレー決勝 4分40秒91で2連覇を飾った武南の高山紫妃が背泳ぎで後続との差を広げる=インフロニア草津アクアティクスセンター
女子400㍍個人メドレーは、武南の高山が前年女王らしくトップを一度も譲らない貫禄を見せつけた。大会記録に、あと0秒72と迫る泳ぎで200㍍個人メドレーとの2冠も獲得し、「4分40秒台に持ってこられて良かった」と自身の泳ぎに合格点をつけた。
スタート直後のバタフライで先頭に立ち、背泳ぎで2位との差を広げた。前半の2種目で稼ぐ狙い通りの展開。苦手な平泳ぎでやや詰められてもクロールで逃げ切った。「予選で思ったよりも速かった。緊張はあったが、2個メ(200㍍個人メドレー)よりも楽に臨めた」と決勝を振り返った。
「あまり緊張はなかった」という13日の200㍍個人メドレーとは違い、周囲からの「2冠」の期待が高まった決勝はプレッシャーを感じていた。2連覇よりも「2冠を求められていると感じていた」。その重圧をはねのける会心の泳ぎだった。
「ラストのインハイで2冠できて、いい締めくくりができた」と破顔。13日の優勝後はまだ硬かった笑顔が、緊張から解き放たれて柔らかな笑顔に変わった。
悔しさ糧に来年へ

女子100㍍自由形決勝 56秒29で2位に入った埼玉栄の油井美波
女子100㍍自由形で惜しくも2位になった埼玉栄2年の油井は、2連覇した女子200㍍自由形との2冠はならず。「みんなにたくさん応援してもらっていた。金メダルじゃなくて、2番で終わって申し訳ない」と悔し涙をためた。
後半の粘りで追い抜くつもりが、思い描いたレースにはできなかった。「どれだけ競る展開でも勝てるように、持久力や細かい部分を練習する」。この悔しさを来年のこの舞台で晴らしに来るつもりだ。
フリー自信あった
女子400㍍個人メドレー4位の岸上遥香(春日部共栄)の話
フリー(クロール)で勝てる自信があった。平泳ぎで抜かしたかったが、離されてしまった。そこで弱気になって、押せなかった。調子の波を少なくしたい。
前半から飛ばした
女子100㍍自由形4位の保村咲那(春日部共栄)の話
前半から飛ばす持ち味が出せた。この試合では自己べスト(56秒57)を出せて良かったが、隣を泳ぐ選手に競り負けて悔しい。後半の弱さが課題。練習を積んでいきたい。
チームベスト更新
女子400㍍メドレーリレー4位の春日部共栄・田島ありすの話
(主将・第1泳者)前半の入りに課題があったが、克服できた。後ろの3人が頼もしくて、チームベストを更新できて良かった。付いてきてくれてありがとうと言いたい。
=埼玉新聞2026年8月14日付け5面、15日付け7面、16日付け9面、17日付け7面掲載=
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