他者の意見 大切さ実感
柴沼教授の講義に耳を傾ける生徒ら=坂戸市四日市場の県立坂戸西高校
各部活動のキャプテンや生徒会委員らにリーダーシップを身に付けてもらおうと、坂戸市の県立坂戸西高校(横瀬元応校長)は、城西大学経営学部マネジメント総合学科の柴沼真教授を同校に招いてリーダーズ研修を行った。県教育局県立学校部高校教育指導課が行う高大接続授業の一環。
部活動が新チームに代わる昨年7月には、グループマネジメントやコミュニケーションについての理論や実践方法などのベーシック編を学んだ。今回は新チームで大会などを経験し新たな課題が見えてきた時期でもあり、各チームのリーダーの課題を〝見える化〟。解決するためのコミュニケーションの取り方などを学び、生徒のチームビルディングをサポートするフォローアップ編を行った。
研修に参加した33人の生徒は、アイマスクをしたペアを言葉だけで案内しながら1フロア上の教室まで誘導し、相手に伝わるためにどこまで気を遣えているか体験。経営学的なアドバイスではPDCAサイクルの大切さを学んだ。
研修を終えた生徒は「自分の思った通りの方向に進まないという悩みにピンポイントでアドバイスをもらい、新しい視点で物事を見られた」「自分の悩みなどをほかの人から意見を聞くことによって、新しい見方や考え方ができるようになった」などと話していた。
横瀬校長は「人それぞれの考えがあり、それを分かった上で判断していくことが大切だと分かったと思う。他人の意見を聞くことで考え方の幅を広げていってほしい」と話した。
=埼玉新聞2024年1月9日付け15面掲載=
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本校は開校45周年を迎えた普通科単位制高校である。単位制によって生徒一人ひとりの進路希望に合わせた講座選択が可能であり、生徒の自己実現に繋がっている。また授業だけではなく行事や部活動も大変盛んである。「日本一の体育祭」を掲げる体育祭は、保護者の方々が1000人以上見に来られる程の本校の目玉の一つとなっている。部活動では令和4年度陸上競技部と弓道部が全国大会へ、水泳部が関東大会へ出場するなど多方面で活躍を見せている。
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