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【専門学科の学び1】少子高齢化社会に貢献する福祉のリーダーを育成ー誠和福祉高等学校

 県内唯一の福祉の専門高校として2008年にスタートした誠和福祉高校(羽生市)では、「地域や社会を支える力と心を持った生徒の育成」を目的に、少子高齢化社会に貢献する福祉のリーダーを数多く輩出してきた。

 

 

 福祉に関わる高度な専門知識や技術を習得する「福祉科」では、2年次から国家資格の介護福祉士取得を目的とした「介護福祉士コース」と、専門知識を活かして医療・看護・福祉・保育系の進学・就職を目指す「福祉総合コース」に分かれる。「介護福祉士コース」の過去10年の介護福祉士合格率は驚異の96・4%。校内には最新の介護設備が整い、外部施設実習は3年間で54日間に渡る。「授業の中で専門知識と技術を磨き、18歳という年齢で国家資格取得を目指すことができることは魅力。卒業生の多くが現場でも即戦力として頑張っています」と鈴木雅道校長は胸を張る。卒業後の進路は6割が大学や短大、専門学校等へ進学、4割が介護現場等への就職。進学する生徒は指定校推薦等でこれまでの延長線上にある福祉系学科で学びを深め、社会福祉士や理学療法士など上級資格を取得している。

 

 

 「一般社会もそうですが、異年齢の人たちと触れ合う上で、1番大事なのはコミュニケーション能力。思いやりの心を持って社会に貢献したいという生徒にはもってこいの学校だと思います」(鈴木校長)
〝地域の社会福祉を支える〞という同じ志を持った仲間たちが一堂に会す同校。将来、福祉の仕事を通じて社会に貢献したいという夢を持つ生徒にはうってつけの学び舎だ。

 

=埼玉新聞7月5日付け「高校入試対策特集」8面掲載=

 

次回は7月19日(火)に
【専門学科の学び2】資格取得と探究学習の2本柱ー浦和商業高校
の配信を予定しております。

 

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