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うまいもん甲子園応援でシェフ来訪ー花咲徳栄高校

 米コロッケ「こめっけ」で「第11回ご当地!!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会(27日、東京・武蔵野調理師専門学校)に進んだ加須市の花咲徳栄高校に28日、プロの料理人森野雄一シェフ(55)が訪れた。試食した森野シェフは「このままでも商品化できる」と太鼓判を押した。

 

「こめっけ」を試食した森野雄一シェフと、作った「うまいもんガールズ」=加須市の花咲徳栄高校調理室

 

 うまいもん甲子園は「全国食の甲子園協会」が主催している。同校は食育実践科の3年生、岡田彩瑛(さえ)さん(18)、名久井愛実(あみ)さん(17)、田中悠絢(はるか)さん(18)の「うまいもんガールズ」が93校、323チームから決勝大会8チームに残った。3人は2年連続で決勝大会進出を果たした。
 森野シェフの訪問はキリンビバレッジ提供の「キリンチャレンジキッチン」という応援企画。決勝大会進出8チームに派遣され、調理研修を行っている。森野シェフは「グランドニッコー東京 台場」で腕を振るっている。うまいもん甲子園審査員でもある。
 こめっけは米の消費拡大をねらった新食感の米俵形コロッケ。加須産米を使用。秩父のしゃくし菜漬けをご飯に混ぜて豚ひき肉で包んでいる。衣にも米粉と米パン粉を使っている。トマトソース、しゃくし菜タルタルソース、粒あんの3種のソースも作った。単品150円、ソース付き250円で販売もした。
 3人は、調理室でこめっけとソース3種を作り、森野シェフやキリンビバレッジの関係者に試食してもらった。森野シェフは「『こめっけ』は覚えやすい名前。販売するにはすごく食べやすい量で、値段も安い。調理する手順もたいへん良かった」と話した。

 森野シェフの高評価に3人は自信を深めた様子。岡田さんは「シェフから食べやすいと言っていただいた」とにっこり。田中さんは「(決勝大会で)優勝します」ときっぱり。名久井さんは「私たちは冷凍食品での販売も視野に入れています」と明かした。

 

=埼玉新聞2022年11月2日付け11面掲載=

 

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