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グリーンフェスに市民ら2千人来場ー熊谷農業高校

行列ができた熊農グリーンフェスティバル=県立熊谷農業高校

 

 熊谷市の県立熊谷農業高校(梅沢仁校長)で年に1度の「熊農グリーンフェスティバル」が、同校農場で開かれ、市民ら約2千人が訪れた。校門前には午前9時の開場前から約500人の行列ができるほどの盛況ぶりだった。
 生産技術科と生物生産工学科の2・3年生約75人が接客。生徒らが丹精込めて育てたトマト、ナス、トウモロコシなどの6種類の野菜苗、コマツナや青梗菜など5種類の水耕野菜、パンや観葉植物、花の苗など約100種類以上の作物が並んだ。
 動物科学コースでは、名物の「くまのう卵」の55パックがわずか8分で完売。国分空雅さん(17)は、「栄養管理をしっかりした純国産鶏の卵は安心安全でおいしい」と胸を張った。校内で生産している牛乳と卵を使い、製造まで全て生徒が手がける伝統の味「くまのうアイス」にも長い列ができた。
 家族で訪れた深谷市の戸沢和世さん(35)は「初めてきたが生徒の活気があふれ素晴らしい」とにっこり。元校長で同校職員の片山利明さん(66)は、「生徒たちが丹精込めて育てた野菜苗などを地域の皆さまへ、販売会を通じて学習成果を大いに発揮することができ、今後の励みにもなりました」と話した。

 

=埼玉新聞2023年5月6日付け11面掲載=

 

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