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マーチングバンド・バトントワーリング県大会に1600人参加

関東出場かけ会場魅了

 第48回マーチングバンド・バトントワーリング埼玉県大会(県マーチングバンド協会主催)が23日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催された。幼稚園から一般までの計40団体約1600人が参加し、息の合った演奏や華麗なバトン演技で会場を魅了。関東大会出場をかけ技を競い、22団体が切符を手にした。

一糸乱れぬ精度の高い演奏演技で会場を魅了する埼玉栄中学・高校マーチングバンド

 

 今年も全国大会優勝の実績を持つ埼玉栄中学・高校マーチングバンドなど強豪チームが顔を並べた。バトントワーリング高校生の部で特別賞受賞の常連チームである山村国際高校バトントワーリング部は、大切なものを守る力強さと優しさで幾多の敵や壁を乗り越えていく世界観を情感を込めた一糸乱れぬ精度の高いバトン演技で表現。同じくマーチングバンド中学生の部で上位常連の春日部市立春日部中学校吹奏楽部チャレンジャーズは、中学生の部では最多の62人編成でトゥーランドットの壮大な愛の物語をオリエンタルな装飾や抒情的な演奏で表現し、会場を沸かせた。
 審査は、演奏演技の技術や表現力、全体的な調和などについて評価される。加藤政広審査委員長は、「コロナ禍や教員の働き方改革の影響で練習時間が限られる中、トップレベルの演奏や技術を発揮できていたと思う。実力は十分あるので、上位大会に向けさらに精度を磨き、上位入賞を狙ってもらいたい」と評し、同協会の鈴木幹根副理事長は、「観客に伝わるストーリー性のある演奏演技ができている団体が多かったように思う。競技人口は減少傾向にあるが、埼玉県は全国大会の会場都市でもあるので、地域の協力を得ながら盛り上げていきたい」と述べた。

 

=埼玉新聞2022年9月26日付け10面掲載=

 

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