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国際学院埼玉短大の味彩コンテストで越谷総合技術高が学長賞受賞

県産食材の特性を生かして食育と地産地消推進

一般の部と高校生の部の上位入賞者と審査員ら=8月31日、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学

 

 食育と地産地消の推進を目的に、県産食材の特性を生かしたアイデア料理を競い合う埼玉県芸術文化祭2023協賛事業「学院創立60周年記念 第30回味彩コンテスト」(国際学院埼玉短期大学主催)の第2次審査会が8月31日、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学で行われた。
 応募総数285点(一般124点、高校161点)の中から1次審査で入選した一般の部18作品、高校の部10作品のうち、一般の部・高校の部上位6作品について、実技・試食審査を行った。県産の鶏卵や野菜、黒豚を使用したおいしい主菜や高校生向きの弁当献立をテーマに、今回からSDGs(持続可能な開発目標)を意識した食品ロスにつながる工夫がされているかが審査項目に加えられ、限られた調理時間の中で腕を競い合った。

一般の部・池田初代さんの最優秀作品

 

 料理名「彩の国 野菜もお肉もいただきます!梅のあんかけ蒸しハンバーグ」を作り、一般の部で最優秀作品賞にあたる学長賞を受賞したふじみ野市の池田初代さん(46)は、「県産食材を多く使い、子どもからお年寄りまでおいしく食べられる味付けにこだわった。受賞には大変驚いている」。料理名「埼玉の旬で心も体も元気に!弁当」で高校生の部学長賞を受賞した越谷総合技術高校3年の石川舞さん(17)は「普段通り落ち着いて調理できたし、SDGsを意識してニンジンの皮をそのまま使うなど工夫した。将来は自分で考えた料理を提供できるよう腕を磨きたい」と目を輝かせていた。
 同短大の大野博之学長は「30回の節目の大会にふさわしいレベルの高い料理ばかりで、調理技術や調理にかける真摯(しんし)な姿はみんな立派だった。食を通じて日々の暮らしが少しでも豊かになれば」と話していた。

 

高校生の部・越谷総合技術高校3年の石川舞さんの最優秀作品

 

=埼玉新聞2023年9月2日付け10面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ~

創立38年目を迎える電子機械科・情報技術科の工業系、流通経済科・情報処理科の商業系、服飾デザイン科・食物調理科の家庭系の6学科を設置する総合技術高校。校訓「創造・信頼・錬磨」。目指す学校像「チームで働く力を身につけた人間性豊かな産業人材を育成する学校」。課題研究発表会やインターンシップ等の機会を通して、各専門分野で学び実践することで、進路実現ができる学校です。

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