2026年7月6日配信
建学の精神を礎に
新校長のもと、さらなる進化へ

6月17日、武南高校で教育関係者説明会が開催されました。
当初6月3日に開催予定でしたが、台風の影響により延期となり、この日の実施となりました。それにもかかわらず、多くの教育関係者が参加していました。
◆建学の精神に基づく人材育成
説明会の冒頭、今年4月に就任した利根川典子校長からあいさつがありました。
利根川校長は、武南高校が大切にしてきた建学の精神である「自主自立・自学・共同」について説明しました。自ら考え行動し、自ら学び、仲間と協力しながら社会に貢献できる生徒を3年間かけて育てていきたいと話されました。また、自身が大切にしている言葉として「知・仁・勇」を紹介。知は正しい判断をする力、仁は相手を思いやる心、勇は困難に立ち向かう勇気です。
続いて同校の使命として「高い志を持ち、知性と教養を備えた品格あるリーダーの育成」を挙げました。あいさつや時間を守ること、思いやりを行動で示すことを大切にしながら、自分は将来どのような分野で社会に貢献したいのかを考えてほしいと生徒たちに伝えているそうです。新しい校長のもとで、新たな取り組みが始まる一方、武南高校が長年大切にしてきた建学の精神を軸に教育活動が行われているのだと感じました。

◆コースごとの進学実績の伸び
武南高校には特進コース、選抜コース、進学コースがあります。
特進コースは難関国公立大学を目指すコースです。週3日の7時間授業と土曜授業を実施し、37単位を履修します。長期休業中の講習も必修となっています。
また、東京大学やJAXA筑波宇宙センターなどを訪問し、最先端の研究や学問に触れることで、自分は何を学びたいのか、将来どのような分野で活躍したいのかを考える機会を設けているとお話がありました。
進路実績として東京科学大学、筑波大学、東京農工大学などへの合格が紹介されました。特進コースでは毎年約4割の生徒が国公立大学に合格しているとのことです。東京科学大学への合格は特に印象に残る実績でした。
選抜コースでは埼玉大学や埼玉県立大学などの国公立大学に11名、慶應義塾大学にも2名が合格しました。進学コースからも国公立大学2名、首都圏の私立大学へも多数の合格者を送り出しています。3カ年の比較では、国公立大学合格者の割合は約1.6倍となっており、近年の進学実績の伸びがうかがえました。
コースごとの進学実績が紹介されており、受験生にとっては自分の進路を考える上で参考になる内容だと感じました。
◆文理融合カリキュラムの目的
武南高校の教育課程の特徴として紹介されたのが文理融合型のカリキュラムです。文系・理系という枠組みだけで学びを分けるのではなく、「Ⅰ型」「Ⅱ型」という形で幅広い学びを実現しています。文系の生徒も数学や理科を学び、理系の生徒も幅広い教養を身に付けます。
複雑化する社会の中で、一つの専門分野だけではなく、多様な視点から物事を考えられる人材を育てることを目指しています。

◆キャリア探究から始まる進路指導
武南高校では、高校2年12月までを「キャリア探究期」、1月以降を「進路実現期」と位置付けています。1年次では社会人講話、2年次では大学出張講座などを実施しています。
また、大学ガイダンスや研究施設訪問など、生徒が将来の進路について考える機会も数多く設けられています。進路実現期には、自習室の開放や講習会、小論文指導、面接指導などを通して、生徒一人一人の進路実現を支えています。
◆授業改善に挑む新組織「BUNAN未来創造委員会」
説明会の中で紹介されたのが、今年度発足した「BUNAN未来創造委員会」です。約30名の教員が参加し、授業改善、学校の特色化、グローバル教育の3分野で学校のさらなる発展に向けた取り組みを進めています。他校訪問や授業研究、外部講師を招いた研修会などを実施し、より良い授業づくりに取り組んでいるとのことでした。こうした取り組みからも、生徒たちの学びをより充実させようとする学校の姿勢がうかがえました。
建学の精神を受け継ぎながら、新たな教育への挑戦を続ける武南高校。進学実績だけでなく、その実績を支える教育活動についても理解を深めることができる説明会でした。新たな校長体制のもと、今後の教育活動がどのように展開されていくのか注目されます。(文・柏葉直人)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2026~
武南高校は建学の精神である「自主・自立・自学・協同」を基盤として、豊かな人間性を育むさまざまな教育活動を通して、自ら考えら行動し、高い志を持ち、自らの目標を達成できる生徒の育成に努めてまいります。
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