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大宮工業高校で進路フェア

企業と交流 将来設計応援

企業担当者の説明を聞く生徒ら=16日、さいたま市北区

 

 県立大宮工業高校は16日、高校生のキャリア意識を養うため、県経営者協会(原敏成会長)の協力で、進路フェア「キャリアデザインアゴラ」を開催した。企業の採用担当者が教室などで仕事内容や求める人材をアピール。大学や専門学校の説明会も同時開催され、同校の1、2年生や保護者ら約460人が将来のイメージを膨らませた。
 フェアは同校が文部科学省の指定を受けるマイスターハイスクールとしての活動の一環で開催。採用活動を前提としない初の企業説明会で、同協会に加盟する33社が参加した。4部構成で行われ、生徒は事前に選んだ4社を回り、ボーナスの説明にうなずきながら聞き入ったり、「同僚は仲がいいですか」などと質問していた。
 1年生の荒井幹仁さん(15)は「どれも同じと思っていたが、知らない知識ばかりでためになった。職場の人と仲良くなったら楽しそう」と振り返った。同校に子どもが通う女性(44)は「コロナ禍前より好調の企業もあると聞いて安心した」と話した。
 参加した電気機器メーカーの担当者は「生徒が真剣に将来を考えていたのが印象的。名前を知ってもらう機会になった」と話し、化学系企業は「人材確保が厳しいのでありがたい機会。専門的な人材を求めているので、次があればまた参加したい」と意欲を示した。

 

=埼玉新聞2023年3月21日付け12面掲載=

 

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