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女子硬式野球の香港チームが埼玉栄高校と練習試合 加須で合宿

5年ぶり来日 市長表敬

 女子硬式野球の香港チームが来日し、21日に加須市入り。23日には加須きずなスタジアムで埼玉栄高校女子硬式野球チームと練習試合後、同市役所に角田守良市長を表敬訪問した。香港チームは5年ぶりの来日。24日までの4日間、市内で強化合宿を行った。

角田守良市長(中央)を表敬訪問した女子硬式野球香港チームのオウウィングルアン監督(左)とムイウィンキヴェネッサ主将(右)=23日、加須市役所

 一行は、選手23人、監督、コーチなど3人の計26人。香港チームが加須市を訪れるのはユースも含めると10回を超える。オウウィングルアン監督(46)は「私は5回ほど加須市に来ている。香港チームは5月に香港で開催されるアジア大会に向けて強化中で、大好きな加須市に来られてうれしい」と笑顔で話した。
 香港チームの加須合宿は、関東女子硬式野球連盟事務局長で、市内在住の宮野友宣さん(41)が仲介した。宮野さんは表敬訪問にも同行した。
 香港チームの主将、ムイウィンキヴェネッサさん(29)は「ユースなどを含めると10回くらい加須市に来ている。加須市は『女子野球の聖地』としても知られている。きょう(23日)は、埼玉栄高校のきびきびとしたチームと練習試合ができて、よかった」と話した。
 ダブルヘッダーで行われた試合の結果は、埼玉栄が7ー3、14ー2で、いずれも勝利した。香港チームは、ほかにもいくつかの女子硬式野球チームと練習試合を組んで調整した。オウ監督は「日本はレベルが高い。アジア大会では日本と対戦してみたい」などと話した。
 角田市長は「副市長だったときに何度か香港チームとお会いしている。再会できてうれしい。オウ監督はベースボール5(5人制で行う手打ち野球)の監督でもあると聞いている。自国開催のアジア大会での活躍を願っている」とエールを送った。

 

=埼玉新聞2023年1月25日付け11面掲載=

 

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