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家族の絆で詐欺防止 撲滅訴え高校生大作ー川口北高校

 県立川口北高校(川口市木曽呂)の書道部の生徒たちが21日、川口市安行領根岸のイオンモール川口センターコートで縦3・6㍍、横5・2㍍の白紙に「特殊詐欺 撲滅」を訴える揮毫(きごう)を行った。電話で高齢者をだます悪質犯罪が絶えないことから武南警察署の啓発活動に協力した。

書き上げた大作「詐欺撲滅」と川口北高校書道部の生徒たち=21日、川口市

 

 部活指導20年という沼田親宏教諭や書道指導の須賀和代教諭らも立ち会い、部員17人が参加した。1年生部員7人は武南署員らと一緒に会場付近の市民に啓発ビラを配布。本番で太い筆を持って揮毫したのは2、3年生部員ら10人。1階や2、3階からも市民が立ち止まって見守る中、約3分で、あっという間に書き上げた。

 


 その電話本当ですか?
 奪われるものは
 家族の人生 あなたの未来
 信頼 家族 夢 希望
 特殊詐欺 撲滅
 今なんじゃない
 家族の絆で未来を守ろう
 川口北高校書道部
 武南警察署

 

 「家族の絆を大事にしたい。家族や地域の絆でお年寄りや自分たちを、だまされないように守ろう、という思いを込めて書いた」と部長の2年生、吉沢舞奈さん(16)。真ん中に朱色で大きく「撲滅」の2文字を書いたのは3年生の内谷美咲さん(18)で「撲滅するぞという気持ちです」と話した。

 

=埼玉新聞2022年7月26日付け14面掲載=

 

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