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川口工業高校がスポGOMI甲子園全国大会出場

 県立川口工業高校の「掃除部」が、今年8月に行われたごみ拾いの技を競う「スポGOMI甲子園2022」の県大会で4連覇を果たし、全国大会出場を決めた。16日に同チームの生徒3人が県庁を訪れ、大野元裕知事に結果を報告した。

大野元裕知事(右から2人目)に県大会優勝を報告した県立川口工業高校掃除部Cチーム=県庁

 

 県大会優勝を果たしたのは全国唯一という「掃除部」の3人。部員は31人で、校内や学校周辺の掃除などの活動をしている。部長の情報通信科2年の山本陸人さんは「昨年度は先輩方が全国優勝できなかったので、雪辱を果たしたい」と力を込めた。チームのリーダーで機械科3年の小川希乃(のの)さんは「応援してくれた皆さんへの感謝を力にして優勝を目指す」。同科2年の稲葉渉さんは「重たいものを持ったり、力で貢献できるように頑張る」と語った。
 同大会は海洋ゴミ問題対策事業の一環で日本財団が主催し、19年から実施。3人1チームでエリア内のごみを拾い、重量やごみの種類別のポイントを競う。県大会は大宮公園で開かれ、20チーム60人が参加した。同チームは4・65㌔のゴミを拾い、727・5ポイントを獲得。2位は大宮高校の3・66㌔517・5ポイント、3位は上尾南高校の1・71㌔482・5ポイントだった。
 大野元裕知事は「掃除部は聞いたことがなかった。ぜひ県が取り組むSDGsについてアイデアをいただきたい。楽しく一緒に県の環境を守れれば」と話した。

 

=埼玉新聞2022年12月18日付け10面掲載=

 

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