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画家・新井信一の油彩画5点 市立熊谷図書館で企画展

 熊谷市上中条出身で画家の新井信一(1928~2001年)を紹介するミニ企画展「油彩画・新井信一展」が同市桜木町の市立熊谷図書館郷土資料展示室で開催されている。県展や県北展、市美展への出品に加え、市美展審査員、県美術家協会会員となり、数々の要職を務め、72歳で亡くなるまで県内の美術界をけん引した人物の油彩画5点を展示している。

 

ミニ企画展「油彩画・新井信一展」の会場=熊谷市桜木町の市立熊谷図書館郷土資料展示室

 

 新井信一は県立熊谷高校卒業後、玉川大学通信教育学部へ進学した。その後、市内の小学校で美術の先生として多くの児童に絵を描く楽しさを伝えた。1959年には同志8人とともに「蒼騎会」を創立し、同展審査員などを務めて、会の発展に寄与。作品も第21回展の「越後湯沢」で蒼騎会賞、第24回展の「晩夏」で東京都知事賞を受賞した。
 会場には「晩夏」「賽の神峠」「早春の妙高」「祝津の灯台」「妙高」の作品が並ぶ。しっかりとした構図と大胆なタッチで描かれた作品が訪れた人を楽しませている。
 同館の蔵持俊輔学芸員(46)は「スケール感の大きい風景画を堪能してもらえれば」と話していた。
 9月3日まで。時間は午前9時~午後5時。月曜休館。
 問い合わせは、同館(☎048・525・9463)へ。

 

=埼玉新聞 2023年8月22日付け11面掲載=

 

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「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の精神を受け継いで128年、3万を超える卒業生は様々な分野で日本や世界のリーダーとして活躍。学力向上、進路希望の実現は言うに及ばず、先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために不可欠な「人間力」の育成を目指す。活発な部活動、伝統ある学校行事を通して、心身ともに強靭でしなやかな生徒を育む。熊高ならではの彩り豊かな高校生活には、一生ものの友との出会いが待っている。

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