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陸上五輪代表・佐藤が母校で壮行会

「良い色のメダルを」

日の丸の寄せ書きを持ち生徒と写真撮影する佐藤拳太郎=12日午前、所沢市立狭山ケ丘中学校

 

 パリ五輪の陸上男子400㍍に出場する所沢市出身の佐藤拳太郎(富士通)=豊岡高―城西大出=の壮行会が12日、母校の市立狭山ケ丘中で開かれた。佐藤は「市民の声援を背負い、最高のパフォーマンスができるよう最善を尽くす」と在校生を前に決意を示した。
 佐藤は市立宮前小を経て、狭山ケ丘中時代は野球部に所属。豊岡高では当初、天文学部に入ったが、友人に誘われて陸上部に入った。2023世界陸上の男子400㍍予選では44秒77をマークし、32年ぶりに日本記録を更新した。
 壮行会には生徒ら約500人が集まり、生徒会長の早川里奈さんが「パリで頑張ってきてください」と、市イメージマスコット「トコろん」のだるまを手渡した。佐藤には日の丸の寄せ書きも贈られた。
 会場には小野塚勝俊市長も訪れ、「所沢市全員で応援したい」と激励した。
 佐藤は壮行会後、取材に「昨年の日本記録では満足できていない。パリでは個人種目での決勝を第一の目標にしている」と強調。「とにかくメダルの獲得に重きを置く。最善を尽くして良い色のメダルを目指す」と力強く語った。

 

=埼玉新聞2024年7月13日付け8面掲載=

 

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