埼玉新聞社 高校受験ナビ

高校生目線で新たなPRー新座総合技術高校

鉄道博物館 来年1月まで 新座総合とコラボ

プロジェクションマッピングを使った展示について説明する県立新座総合技術高校の生徒=8日、鉄道博物館=さいたま市大宮区

 

 さいたま市大宮区の鉄道博物館は、県立新座総合技術高校の生徒による企画展「山手線展―やまのてせんが丸くなるまで」を来年1月31日まで開催している。同校の生徒約30人が展示やイベントなどの企画に関わった。同館営業部の及川善彦氏は「高校生の着想を借りて、若い人に魅力を伝えられる企画展になった」と話している。

 同企画展は山手線が環状線になるまでの歴史や、現在の車両などを紹介する。高校生が関わる企画展の開催は同館で初めて。

 山手線の高低差や車両デザインの歴史を解説するブースでは、プロジェクションマッピングを使った展示を生徒が制作、考案した。スピード感のある動きや演出で新しさを表現。当時の服装の人物を表示して時代を分かりやすくするなど、工夫を凝らした。

 デザイン科2年の熊谷夏樹さんは「若い人があまり来ないテーマを、若い人に伝わりやすいようにする展示を目指した」と説明。情報技術科3年生の工藤稜希さんは「客観的に展示を作るようアドバイスをもらったが、どうしても視野が狭まってしまって苦労した」と振り返った。

 そのほか、館内のレストランでは生徒が山手線をイメージして考案したメニューを販売。生徒が企画立案、制作したクイズラリーやシナリオゲームも実施する。パンフレット、ロゴ、図録なども生徒が制作に携わった。

=埼玉新聞2021年10月13日付け10面掲載=

 

サイト内の

新座総合技術高校の基本情報は→こちら

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP