埼玉新聞社 高校受験ナビ

【令和6年度入試】県内公私立高校 学校説明会リポート⑦ 大宮開成高校(さいたま市)

さらなる飛躍めざし、「東京大学プロジェクト」発足

 

 7月6日、大宮開成高等学校の「塾の先生対象説明会」が行われました。例年7月と9月の2回実施していましたが、本年より7月の1回のみに集約したようです。

 大宮開成と言えば、近年急激に大学合格実績が伸び、それに伴い入学レベルが急上昇した学校というイメージが湧きます。このことについて、松﨑校長先生から教育システム、取り組み、入学試験などについて明確に説明がありました。

 入試の変更点としては、1月24日に行われていた併願Bを単願入試と同日の1月22日に行い、「第1回併願」とし、1月23日に行っていた併願Aを「第2回併願」とすることが発表されました。第1回併願の合格水準が高くなるとみられます。

 次に進路指導部長から、急激に伸びている大学合格実績について、データに基づいて説明がありました。国公立大への合格者は130名で、GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)は891名という実績は県内1位、さらに、早稲田、慶應については「10年で伸びた学校(大学通信調べ)」で全国3位にランクされました。

 しかし、東大や医学部医学科等の最難関国公立大では思ったほどの伸びがないことから、「東京大学プロジェクト」を発足させることになりました。成績優秀者の中から希望者を募り、自発的に学ぶ姿勢を構築する→その生徒をクラスに戻し他の生徒に見せる→その生徒の姿を見ることでその他の生徒の気持ちを動かす、そのような「大宮開成の風土」作りに取り組むと説明されました。

 一人でも多くの生徒が3月に笑顔で卒業できるよう、目の前の生徒指導に全力を尽くすと締めくくられました。

 大宮開成はさらに伸びる学校だと確信しました。(文・宮崎文雄)

 

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

 

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