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米駐日大使 市立浦和高校を訪問

 ラーム・エマニュエル米駐日大使が26日、さいたま市立浦和高校を訪れ、次世代の子どもたちと交流した。草の根外交の一環として市内を訪れた大使は「政府と政府は重要だが、つまるところは人と人の関係」と意義を語った。

 

多くの高校生と英語で意見交換したエマニュエル米駐日大使(右)=26日午後、さいたま市浦和区の市立浦和高校

 

 市立浦和高校では、市立4高校の生徒や市立中学生ら約50人と全て英語で意見交換した。生徒らは次々と手を挙げて質問。内容は教育、政治、経済、パッションに及び、大使は一つ一つ丁寧に回答し、時折笑いも起きていた。
 司会を務めたのは、市立浦和高校インターアクト部の2人。1年の藤井彩さん(16)は「米国の情報も組み込んで答えてくれて、私の見方や考え方が広がり、有意義な時間だった」。同校1年の姜瑾嶸さん(16)は、「全ての子どもに成功するポテンシャルがある」という大使の言葉に、「夢はかなえられると勇気づけられた」と語った。
 エマニュエル大使は「考え抜かれた質問を頂いた。生徒はしっかりとした知識、洞察力を持っている。自分はどこにいるのか、課題にどのように対処するのか、もがき苦しむことは健全なこと。先生たちは素晴らしい仕事をしている。記憶に残る素晴らしい一日だった」と話した。
 エマニュエル大使の来県には、地元の村井英樹首相補佐官が同行。大野元裕知事、さいたま市の清水勇人市長を表敬訪問した。米駐日大使の来県は2014年のキャロライン・ケネディ氏の訪問以来、8年ぶり。

 

=埼玉新聞2022年11月27日付け15面掲載=

 

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